しぶこ、ミラクル逆転賞金女王で神話作る!「ツアー選手権」28日開幕/国内女子

 女子ゴルフの今季最終戦「LPGAツアー選手権リコー杯」は28日、宮崎CC(6535ヤード、パー72)で開幕。賞金ランキング3位から史上最年少の賞金女王を狙う渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は26日、9ホールで調整した。前日は宮崎・高千穂町のパワースポットでリフレッシュ。神話の里、日向(ひゅうが)で日向子が大逆転の女王戴冠を成し遂げ、令和の神話となる。

 特別な場所で、力をもらった。3月の「アクサレディス」以来となる宮崎。賞金女王を狙える位置で帰ってきた渋野には、最終決戦を前に行きたいところがあった。

 「キヨキヨしてきました。3月には行けなかったので、今度は行こうと決めていた。前から地名は知っていて、行きたいと思っていた」

 前週は最終日に賞金ランキング1位の鈴木愛(セールスフォース)との直接対決を制し、今季4勝目を挙げた。前日は午前にテレビマッチの収録に参加し、午後から車で約2時間の高千穂町へ。『天孫降臨』の地とされる神話の里を訪れ、景勝地の高千穂峡でボート漕ぎも初体験。リフレッシュを意味する“しぶこ語”の「キヨキヨ」を、この日も繰り出した。

 「先週勝てて、(賞金女王に)望みはつないだかな。でも、気負わずにやります。最終戦も応援してくれる人たちのために頑張ろうと思う」

 逆転女王には単独2位以上が最低条件とハードルは高いが、無名の存在から「AIG全英女子オープン」優勝などで一躍スターの座に就いた激動の一年を締めくくる最終戦。今の渋野には鈴木との約1511万円差もひっくり返す勢いがある。

 8打差を最終日に逆転した9月の「デサントレディース東海」はホールアウト後に激しい雨と風となり、後続は伸び悩んだ。前週も最終日に嵐のような10分ほどの強風が優勝をアシストした。まさに神がかりの進撃。史上初となる2週連続Vでの逆転女王に向け、パワースポットで清々(すがすが)しい空気をたっぷり吸い込んできた。

 「日向灘、日向夏…。親近感はある! やっぱり自分の名前だから」

 宮崎の旧国名『日向』と、『日向子』。「ひまわりのように太陽に向かって花を咲かせる」が名前の由来だが、渋野のために用意されたような舞台。今年のゴルフ界に神がかり的に出現したシンデレラが、また大きな仕事をやってのける。

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