しぶこ、敵は高麗芝の難グリーン「くせがすごい~」 逆転賞金女王へ出陣/国内女子

 女子ゴルフの今季最終戦「LPGAツアー選手権リコー杯」は28日、宮崎・宮崎CC(6535ヤード、パー72)で開幕する。史上最年少の賞金女王を狙う賞金ランキング3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は27日のプロアマ戦で最終調整。芝目の強い高麗芝のグリーン攻略をキーポイントに挙げ、2週連続Vでのミラクル戴冠を目指す。

 39試合に及ぶ長丁場のシーズン最終戦。初出場の渋野が最も警戒したのが、高麗芝のグリーンだ。難敵を前に、あのフレーズが飛び出した。

 「くせがすごい~」

 同じ岡山県出身のお笑いコンビ、千鳥のノブのツッコミが自然と口をついた。「あの岡山弁は最高です。でも、普通に言わないですか? くせがすごいって」。芝目の強さを表すには、まさに言い得て妙だ。

 今では主流となったベント芝と違い、葉が細くて硬い高麗芝は摩擦力が強く、芝目の影響を受けやすい。逆目と順目ではボールの転がる速さも大きく変わる。スピンもかかりにくく、お椀型のグリーンも多い宮崎CCでは特に厄介となる。2003年に会場が同CCに移って以降、最も悪かった優勝スコアは10年の通算1アンダー。海からの強風も難度を上げる。

 「グリーンは読みにくい。傾斜の強いところは手前の上りのラインにつけること。しっかり気をつけて、笑顔で終われるようにしたい」

 今季ここまで、高麗芝だったグリーンはツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」の沖縄・琉球GC、4月の「フジサンケイレディスクラシック」の静岡・川奈だけ。渋野は「フジサンケイ-」のみ出場して2位に入り、苦手意識はない。カップの反対側の壁に当てて沈める“壁ドン”パットが炸裂するか。

 約1500万円差で追う賞金ランク1位の鈴木愛(セールスフォース)、2位申ジエ(韓国)との争いを制し、逆転で女王になるには単独2位以上が最低条件。「そこは100のうち10くらいしか意識していない。狙って勝つのが強い選手だと思うけど、私は特に考えないようにしたい」。2日前には高千穂峡を訪れたが、その土地の名物を食し、観光地などを訪れて充電するのがしぶこ流。「宮崎まで来てホテルで寝るっていう時間がもったいない。地鶏、食べました。チキン南蛮はまだなんです」。千鳥も地鶏も大好きな新女王候補が、いざ出陣だ。

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