渋野日向子VS鈴木愛、ライバル心むき出し! まるで巨人の江川と西本のような…

 ■国内女子ゴルフ「ツアー選手権リコー杯」第2日(29日、宮崎県宮崎CC=6535ヤード、パー72)

 注目の女王争いは舞台裏まで熾烈だ。賞金ランキング3位からの逆転賞金女王を目指す、渋野日向子(21)は3バーディー、1ボギーの70とスコアを伸ばし、通算4アンダー。首位のテレサ・ルーから3打差の3位タイと好位置をキープした。

 渋野は「始まる前に、『(1日)2アンダーぐらいかな』と言っていたら、本当に2アンダーだったので読みどおり。まだ望みがあるので、気負わず自然体で行きたい」としてやったり。

 一方、同ランク1位の鈴木愛(25)は1つスコアを落とし、同2位の申ジエ(31)とともに通算1オーバーの17位タイに。鈴木が10位以下、さらに申が3位以下になった上で、渋野が単独2位以上に入れば逆転女王となる。鈴木は「2日終わって1アンダーなら追いつくと思ったけど、オーバーパーでは難しい。誰か違う人に優勝してもらうのに懸けるしかないです」ともはや他力本願だ。

 渋野、鈴木ともに午後3時前にホールアウト後は、ショット練習場に直行。引き続いて渋野、鈴木の順でパット練習場に向かった。日が落ち始め続々と選手が引き揚げる中、最後は2人だけに。

 1980年代のプロ野球で、「あいつが終わるまでやめない」とブルペンで投げ続けた巨人の江川卓と西本聖のような、強烈なライバル意識をむき出し。LPGA関係者が「当然、会話もないけど、見えない火花が散っていますね」と代弁したように、背中越しにバチバチと赤い炎が燃えた。

 5時で閉門となるアナウンスがあっても、ファンはなかなか帰らない。見かねた渋野は練習を中断。大きく手を振ると、ファンも納得して引き揚げたが、練習は5時15分まで続いた。鈴木はさらに10分後、真っ暗になった空の下で、ようやくクラブハウスへ戻った。

 意地と意地がぶつかり合う、最後まで目が離せない展開。どんなドラマが待っているのか。(塚沢健太郎)

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