しぶこ、「ぶち切れ」でも2打差3位 逆転賞金女王へ1日運命の最終日/国内女子

 LPGAツアー選手権リコー杯第3日(30日、宮崎CC=6535ヤード、パー72)史上最年少女王を目指す賞金ランキング3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は71で回り、通算5アンダーで首位に2打差の3位につけた。賞金トップの鈴木愛(25)=セールスフォース=は通算1アンダーで12位、賞金2位の申ジエ(31)=韓国=は通算イーブンパーで17位。今季最終戦の最終日となるきょう、賞金女王が決まる。首位は通算7アンダーのイ・ボミ(31)=韓国。

 怒っていた。2003年に現在の宮崎CCに移って以降、ギャラリー数は最多となる8664人。その多くのお目当ては渋野の輝く笑顔だったが、笑えるはずもない。終盤の17番(パー4)から2連続ボギー。自分に腹が立った。

 「上がり2つが駄目。台なしです。もったいない。ぶち切れました」

 前半で2つ伸ばした。後半も12番(パー3)で3メートルを沈め、15番(パー4)は2打目をピン手前1メートルにつけた。16番(パー3)で単独首位に浮上。だが残り2ホールで暗転した。17番はティーショットを左の林に入れ、18番も左に曲げた。

 8月の「AIG全英女子オープン」を常に笑顔のラウンドで制し、現地メディアは“スマイルシンデレラ”と名付けた。下部ツアーが主戦場だった昨年までは喜怒哀楽を表に出すタイプ。「でも、感情を出してしまうときにスコアを落としてしまう。気をつけているうちに笑顔でプレーできるようになった」。

 生来の明るい性格。ただ、シンデレラの称号が重荷になるときもあった。「笑いたいときに笑う。素の自分で」と方向転換しての女王争い。イラッとしたときはギャラリーの子供たちに自ら近づいて、「癒やされます」と心を落ち着ける。

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