今平、2年連続の賞金王!レジェンドに並んだ史上5人目&最年少複数回/国内男子

 日本シリーズJTカップ最終日(8日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)偉業達成! 5位から出た今平周吾(27)=フリー=が67で回り、通算7アンダーで3位。2年連続賞金王はツアー史上5人目で、27歳67日での達成は最年少記録となった。逆転賞金王には優勝が絶対条件だったショーン・ノリス(37)=南アフリカ=は通算5アンダーの4位で、2年連続の賞金ランキング2位。石川遼(28)=CASIO=が通算8アンダーで優勝した。

 2年連続の栄冠。それでも今平の表情は晴れなかった。最終18番(パー3)で、優勝を決めるはずだった1メートルのパーパットを外した。

 「賞金王になれたことはうれしい。最後のホールだけ悔しい」

 17番までボギーなしの5バーディー。通算9アンダーで首位に立っていた18番で、悪夢が待っていた。「強めに薄くいこうとしたが、打ち切れなかった」。パットはカップに蹴られ、4メートルもオーバー。返しのパットまで外してダブルボギーとなった。パーパットを入れていれば、結果的には優勝だった。2位と3位は今季計6度目。今大会も“惜敗”に終わった。

 最後まで争ったライバル、ノリスが優勝できなかったため今平の賞金王が決定。27歳67日での2年連続賞金王はツアー通算94勝のレジェンド、尾崎将司(72)の最年少記録を45年ぶりに更新した。

 今季は予選落ちがないなど、国内での安定感は抜群。それでも「海外で結果を出さないといけない」と危機感を募らせる。今年は女子でメジャー「AIG全英女子オープン」を制した渋野日向子(21)が、旋風を巻き起こした。今平は今季4大メジャー全てで予選落ち。男子ツアー人気復活には、結果が全てだと分かっている。

 来年は地元・埼玉(霞ヶ関CC)で東京五輪が控える。今大会3位で世界ランキング34位から順位を上げることが予想される。「飛距離、精度を上げていかないと」。165センチと小柄な体格を言い訳にせず、今季終盤には右足により体重を乗せたスイングに変えて飛距離を5ヤードほど伸ばした。

 「年間3勝できる選手になるのが理想」。昨季1勝、今季は2勝だった今平が3年連続賞金王へ向けて貪欲に勝利を追求していく。 (稲垣博昭)

 ◆日本ゴルフツアー機構の青木功会長 「石川選手は調子が悪いといっていたが、ここ2試合は手応えがあったんじゃないか。何勝もして、いろんな経験をしてきたからしたからこそ、いろんなゴルフがあることに気づいたと思う。年齢とともに大きくなった。2年連続賞金王の今平選手は真の強さがある。自分のゴルフに対する自信だよ。2位でも3位でも諦めなければ、こういう結果を生む。人生は自分で築くもの。来年は年間3勝を目指してやってほしい」

 ◆今平の婚約者の若松菜々恵さん 「(年間)3勝が目標だったので、勝って達成したかったでしょうけど本当に心からうれしいです。来年も今年以上に上に行きたいはず。これからも一番近くで支えたいです」

★数字でみる今季

 今平は平均ストロークでも2年連続でただ一人の60台となる69・73をマーク。パーセーブ率も1位の88・16%で、着実にグリーンをとらえてスコアをつくった。今季3勝を挙げた石川は1ラウンド当たりの平均バーディー数が4・55でトップと、攻撃的なプレーが光った。賞金2位のノリスはパーオンしたホールの平均パット数が1位だった。

■今平 周吾(いまひら・しゅうご)

 1992(平成4)年10月2日生まれ、27歳。埼玉・入間市出身。9歳でゴルフを始め、埼玉栄高1年時に「フジサンケイジュニア」優勝。2011年プロ転向。14年下部ツアー賞金王。昨季は獲得賞金1億3911万9332円で賞金ランキング1位。今季は11月の「ダンロップフェニックス」など2勝で1億6804万9312円を獲得。ツアー通算4勝。165センチ、65キロ。

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