池江璃花子選手、入院生活乗り越え、具体的な目標「パリ」を見据える

 約10カ月にわたる苦しい入院生活に耐え、次の目標をしっかりと見据えた。白血病と闘っている競泳女子の池江璃花子選手(19)=ルネサンス=は退院を明らかにし、2024年パリ五輪出場に意欲を示した。

 東京五輪のヒロイン候補が病をを発表したのは今年2月。突然の発表に、日本中に衝撃が走った。それでも池江選手は前向きだった。自身のツイッターでは「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はない」と力強い言葉を発信した。

 激しい吐き気などを伴う抗がん剤治療に「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです」とつづったこともあるが、「大丈夫、大丈夫、いつか終わる」と自らを奮い立たせて治療に挑んできた。

 5月には、自身のホームページを開設し、「泳いでた時は出来なかったことを楽しむ、という生活を送っています」と近況を報告。このころには、病室にトレーニング用の自転車を持ち込み、復帰へ向けて軽い運動を再開していた。

 9月の日本学生選手権では、病気公表後初めて公の場に訪れた。トレードマークでもある屈託のない笑顔を見せながら、自身が所属する日大の応援に声をからした。

 東京五輪に向けては、3月に「まだまだ諦めないぞ」と意欲を示していた。地元での夢舞台は諦めることになるが、新たな夢に向かって大きな一歩を踏み出した。

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