羽生は公式練習でジャンプ修正完了 全日本フィギュア

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、モントリオール)代表選考会を兼ねた全日本選手権は19日、東京・国立代々木競技場で開幕した。

 4年ぶりに出場する男子の羽生結弦(ANA)は20日のSPに向けた公式練習で、3種類の4回転ジャンプを着氷した。

 「1日をうまく使って、本番でいい演技ができるようにもっていけたらなと思う」

 20日のSPに向けて、こう話していた羽生は、公式練習で同じ組の誰よりも早くリンクへ飛び出した。滑らかなスケーティングでウオーミングアップ。練習序盤にフリーの曲をかけた場面では、ジャンプのタイミングが合わずにミスが続いたが、すぐに修正した。

 4回転ループと続く4回転サルコーを組み込むフリー冒頭のプログラムを想定して跳んだほか、20日に行われるSPで予定する4回転-3回転の2連続トーループや単発で高さのあるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も軽やかに決めてみせた。

 過去3年、この時期はけがなどに泣かされた。全日本への出場は、4連覇を果たした2015年以来4年ぶりとなる。

 11月下旬のNHK杯、12月上旬のグランプリ(GP)ファイナルに出場したタフな日程の中、練習拠点のトロントから帰国したのは18日。同日の開会式で出場選手と顔を合わせ、「居場所がなかったらどうしようかと思ったけど、懐かしい面々もいた。言葉を交わせてよかった」と笑顔を見せた。

 しかし、高橋や宇野らと談笑したリラックスムードはここまで。「ここからは試合。みんな敵だと思っている」。国内最高峰の戦いへ、絶対王者は闘志をみなぎらせている。(田中充)

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