宇野、ガッツポーズ連発 「気持ちの持ちよう」で不振脱却

 フィギュアスケートの全日本選手権第2日は20日、東京・国立代々木競技場で行われ、男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(トヨタ自動車)が2位となった。

 演技を終えた瞬間、宇野は力強く右拳を振り下ろし、跳ねながらガッツポーズを連発した。非公認ながら、SPの今季自己最高を更新する105・71点をマーク。「早くうれしさを外に出したい気持ちがあった」と満足げに振り返った。

 コーチ不在で迎えた今季は、2015年のシニア転向後初めてGPファイナル進出を逃すなど不振にあえいできた。復調の理由を「一番は練習ではなく、気持ちの持ちよう」と言い切る。「自分は高望みし過ぎている。失敗したくないなら、一度も失敗しないくらいに練習してから」。ミスを恐れ過ぎていた自身を見つめ直し、思い切りよく冒頭の4回転フリップを着氷して波に乗った。

 続く連続ジャンプは4回転-3回転ではなく、4回転-2回転の安全策。「またやっちゃったな」と笑みを浮かべる余裕もあり、最後まで伸びやかなスケーティングを貫いた。「どん底を経験したからこそ、いつもとは違う考えを持つようにもなった」。22歳は4連覇の懸かるフリーも「楽しかったなと終えられたらいい」と自然体で挑む。(奥村信哉)

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