高橋大輔「やばい脚にきた」14位 演技点は3位、過去最低発進

 フィギュアスケート・全日本選手権第2日(20日、国立代々木競技場)男子ショートプログラム(SP)が行われ、3連覇中の宇野昌磨(22)=トヨタ自動車=が105・71点で2位、シングルで最後の出場となる高橋大輔(33)=関大KFSC=は65・95点で14位。

 アップテンポで激しい楽曲「ザ・フェニックス」に乗って披露した感情むき出しのステップは観客の心をつかんだ。しかし、高橋の心は晴れない。

 「緊張感からか、体が動かなくて、滑りという部分でも、いいパフォーマンスができなかった」

 SPは昨季から演目を変更。33歳が挑戦したのは、米歌手・ビヨンセの振付師を務めたシェリル・ムラカミさんが手がけた動きっぱなしのプログラム。体力を消耗し、全3本のジャンプでミスが出た。最後の3回転ルッツでは転倒した。「気持ちとしてはまだまだいけたが、途中で『やばい脚にきた』と思って。あと10年若かったらいけていたと思います」。羽根がついた漆黒の衣装で舞った高橋本人は「出来としては最悪」と悔やむが、演技点は羽生、宇野に次ぐ、全体3位の42・42点をマーク。全日本で過去最低の14位発進となったが、持ち前の表現力を発揮した。

 今季は左足首のけがの影響もあり、全日本が最初で最後の公式戦。2010年バンクーバー冬季五輪銅メダリストは、来年1月からアイスダンスに転向するため、今大会がシングル最終戦でもある。「1人で滑ることを思いっきり楽しみたい」。シングルの“ラストダンス”は、22日の午後6時46分開始予定。5度の日本一を経験したベテランが、納得のいく演技で次のステップへ進む。(武田千怜)

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