高橋大輔、夢の続きはアイスダンスで!シングルラストダンスは12位/全日本フィギュア

 フィギュアスケート全日本選手権最終日(22日、国立代々木競技場)世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)代表選考会。来年からアイスダンス転向の高橋大輔(33)=関大KFSC=はシングル最後の演技を終え、204・31点で12位だった。

 演技を終えた瞬間、高橋は少し複雑な表情を見せた。それでも、シングル最後のパフォーマンスにファンは酔いしれた。演技後、自然と「大ちゃん」コールが起こった。

 「情けないな、こんな感じで終わって。(自分にも、支えてくれた人にも)ごめんなさいだな」

 20日のSPは自己ワーストの14位。この日は24人中の12番手で氷に立った。大歓声の中、冒頭の3回転フリップは着氷したが、そのあとは両足着氷や転倒と、ジャンプでミスが続き12位だった。

 2010年バンクーバー冬季五輪銅メダリストは9月に、来年1月のアイスダンス転向を発表。シングルの競技会はこれが最後だったが、本人は「転向するだけなので、最後とは感じていなかった」。ところが周囲から「最後、頑張れ」と声をかけられたり、失敗続きでも温かい声援を送ってくれるファンの存在を氷上で感じたりし、「あんな演技でも温かい拍手をいただけたのをみて、シングル引退だなという実感が湧いた。本当に幸せ者だと思う」と目を潤ませた。05年に初の日本一に輝いた会場で、華麗なステップを披露し、シングルに別れを告げた。

 今後は18年平昌冬季五輪代表の村元哉中(かな、26)=木下グループ=と組んで新たな世界に挑む。14年の現役引退後も、表現者であり続けたいという思いで、フロアダンスなどに挑戦してきた。昨年の復帰も、今回の挑戦も、その思いあればこそ。目標に22年北京冬季五輪を掲げる。

 「来年の全日本にダンスで戻ってこないとやばいですよね。哉中ちゃんにしごいてもらって頑張りたい」。新たな挑戦へ心躍らせている。(只木信昭)

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