照強、残念…1・17全勝突破ならず 地元や被災者が「元気になってもらえれば」/初場所

 大相撲初場所6日目(17日、両国国技館、観衆=1万936)阪神大震災が発生した日に兵庫県・淡路島で生まれた照強(25)は徳勝龍(33)に引き落としで敗れ、輝(25)も1敗に後退。正代が無敗で単独トップに立ち、大関貴景勝(23)ら6力士が1敗で追う。

 平成7年1月17日、阪神大震災が発生した日に兵庫県・淡路島に生を受けた平幕照強は、徳勝龍に引き落とされて連勝は5でストップ。初黒星を喫した。

 あれから25年。特別な日を初めて幕内の土俵で迎え、「勝つだけがすべてじゃない。相撲を取っている姿をみせることが大事」と神妙な表情を浮かべた。発生時間の午前5時46分には東京・江東区の伊勢ケ浜部屋の自室で黙祷(もくとう)をささげた、という。ときを経たいまでも被災者から激励の手紙が届き、「励みになる。つらいときは淡路島の人の顔を思い浮かべて。支えてくれる周りの人を大切にしたい」。

 母・真樹さん(46)からは出産予定日は違っていたと聞かされており、運命の導きを改めて感じている。6434人の尊い命が失われ「きっと天国で見守ってくれている。(被災者や地元が)元気になってもらえれば…」。黒星1つに落ち込んではいられない。(奥村展也)

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