サッカー東京五輪代表“本当の弱点”はOA枠 FW大迫以外は「空っぽ」状態

 サッカー東京五輪代表の“本当の弱点”はオーバーエージ(OA)枠にある。森保一監督(51)が「2月に欧州視察にいく」と明言しているのも、そのためだ。

 タイで行われたU-23アジア選手権で惨敗した森保ジャパンだが、日本協会・関塚隆技術委員長は、選手招集で「現場にもとても迷惑をかけた」と異例の謝罪。OA枠については「少し頭を空っぽにさせてください」と話すにとどめた。

 五輪のOA枠には24歳以上の選手を3人まで登録可能だが、本命は1人しかいない。FW大迫勇也(29)だ。実は元日の天皇杯では日本協会の招待で“極秘観戦”。それもVIP席という厚遇だった。所属のドイツ1部ブレーメンはこれまで、A代表の招集で何度も日本協会にかみついてきたが、東京五輪は「招集要請を拒否すれば選手が傷つくだけ」(バウマンスポーツディレクター)と容認する構えだ。

 そのあとが続かない。当初の森保構想では北京、4強入りしたロンドンの両五輪で実績あるDF吉田麻也(31)と、MF柴崎岳(27)で「当確」だった。しかし2人とも所属チームで成績が上がらない。

 柴崎はスペイン1部ヘタフェから昨年7月、出場機会を求めて2部デポルティボへ移籍したものの、今年に入ってようやく起用されている段階だ。イングランド1部サウサンプトンの吉田にいたっては、昨年10月のリーグ戦で0-9という歴史的大惨敗を喫して以来、構想外に。現地ではトルコ1部トラブゾンシュポルが獲得調査を開始したと報じられた。

 もう1人、胸を張って「OA枠に入って東京五輪に出場したい」と宣言している選手がいる。元日本代表MF本田圭佑(33)だ。現在は所属チームがない“無職”状態だが、今月16日には衆院議員会館に突如現れ、星稜高の先輩の馳浩元文科相を訪問した。本人によれば、政界進出の話でなく「あいさつにきました」とのこと。日本協会には「無所属の選手は招集できない」(協会幹部)という規則があるため、五輪への電撃参戦にはまず新たな所属先を決める必要がある。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ