中国の南シナ海進出に対抗 米国、新型爆撃機開発や最新鋭ステルス機取得へ

 【ワシントン=加納宏幸】カーター米国防長官は29日、オバマ政権によるアジア重視の「リバランス(再均衡)」政策を強化するための軍備強化策を発表した。北朝鮮による核・ミサイル開発や中国による東・南シナ海への進出をにらんだ新型戦略爆撃機の開発生産や、対艦・対潜能力の増強が柱。カリフォルニア州サンディエゴに停泊中の空母で演説した。

 北朝鮮による5回目の核実験を踏まえ、カーター氏は「核による威嚇(いかく)で米国の同盟国を脅し、地域の緊張を高め続けている」と非難。中国の海洋進出やサイバー攻撃に対しても「深刻な懸念」を表明した。

 カーター氏は米国や世界にとり「最も重要な地域」であるアジア太平洋の安定を確保するため「(米軍が)最強であり続けることを確実にするための投資を増やす」と述べた。

 具体的には今後5年間で、新型戦略爆撃機B21の開発生産に120億ドル(約1兆2千億円)以上▽バージニア級攻撃型原子力潜水艦に搭載する巡航ミサイルの増強や水中無人機の開発などに400億ドル以上▽最新鋭ステルス戦闘機F35を500機以上取得する費用として560億ドル以上-をそれぞれ投じるとした。

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