金正男氏殺害 実行役の女2人を殺人罪で起訴 マレーシア検察当局

 【セパン(マレーシア)=吉村英輝】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシアの検察当局は1日、実行犯とされるベトナム人のドアン・ティ・フオン容疑者とインドネシア人のシティ・アイシャ容疑者の女2人を、殺人罪で起訴した。この事件の容疑者の起訴は初めて。

 マレーシアの首都クアラルンプール近郊のセパンの裁判所には、身柄を移送される2人の姿を取材するため、国内外の100人以上のメディアが詰めかけた。

 事件では他に、北朝鮮国籍でクアラルンプール在住のリ・ジョンチョル容疑者が逮捕されている。警察によると、アイシャ被告の交際相手のマレーシア人も逮捕したが、既に釈放した。

 警察によると、女2人は正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを付け、殺害した疑いがある。地元メディアなどによると2人は「いたずらビデオへの出演を持ち掛けられた」とし、毒物だとは知らなかったと供述している。

 ただ、防犯カメラの映像から、2人は犯行後に手を洗って逃走する様子が確認されており、警察は2人が毒物を使っていたとの認識があったとして、殺人罪の適用を判断したもようだ。

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