北朝鮮ミサイル 脅威に直面する韓国“代行”体制「耐え難い代価支払わせる」と警告

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射したことを受け、韓国で大統領権限を代行する黄教安(ファン・ギョアン)首相は6日、国家安全保障会議(NSC)で「国際社会への重大な挑発で、強く糾弾する」と非難した。北朝鮮は奇襲的なミサイル発射にシフトしており、弾劾で朴槿恵(パク・クネ)大統領の職権が停止された代行体制は、大きな脅威に直面している。

 黄氏は米韓演習の徹底を指示するとともに、北朝鮮のミサイルに備え、米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を速やかに完了する必要性を強調した。

 金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長とマクマスター米大統領補佐官(国家安保問題担当)が6日、電話で協議して協力強化を確認。韓国外務省は、日米などと独自制裁を通じ、「北に耐え難い代価を支払わせるようにする」との声明を発表した。

 日米などと連携した強い姿勢を示した形だが、2月に北朝鮮が新型中距離弾道ミサイルを発射した際は、翌日に北朝鮮が公表するまで分析が追いつかなかった。北朝鮮は、準備に時間がかからない固体燃料や国産の移動式発射台を導入したと主張しており、即時対応の見直しも迫られている。

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