北朝鮮の制裁逃れ、中国が加担 ミサイル調達、金融取引…抜け穴多く 国連報告書で浮かぶ

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮のミサイル部品調達や国際的な金融取引に中国企業などが関与している実態が5日、国連安保理・北朝鮮制裁委員会の専門家パネルがまとめた報告書で判明した。北朝鮮の制裁逃れに加担する形となっており、安保理では中国に対し、制裁の着実な実施を求める声が高まっている。

 産経新聞が入手した報告書によると、2016年2月7日に発射された弾道ミサイルの部品を韓国海軍が回収した際、12年12月に発射されたミサイルの英国製の圧力電送器と、同じモデルが使用されていたことが判明した。12年時点で台湾の中間業者が北朝鮮に納入していたが、16年時点では北京に本社を置く中国の業者から購入していたという。台湾の業者からの調達が難しくなり、調達先を変えたとみられる。

 報告書は高性能の外国製の部品が使用され続けていることに着目し、「北朝鮮は同じ部品でさえ、調達先を多様化させることが可能だ」と強調。「北朝鮮の核・ミサイル開発に寄与するあらゆる品目について厳密に(決議内容を)履行しなければならない」と述べるなど、中国の取り組みを批判した。

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