トランプ大統領におひざ元から「弱腰」批判 強硬派は何に憤慨しているのか

 【アメリカを読む】

 トランプ米大統領に対しておひざ元の共和党内から「弱腰」批判が出ている。問題の焦点は共和党指導部が発表した医療保険制度改革(オバマケア)を廃止し、別の制度に置き換えるための関連法案。オバマケア完全撤廃を求める強硬派議員は関連法案を「オバマケアと大差ない」とみなし、関連法案の大幅な修正を求めている。一方、党指導部には完全撤廃では穏健な対応を求める議員からの賛同は得られないとの計算がある。トランプ氏は共和党指導部と足並みをそろえているが、過激な言動で話題を振りまくトランプ氏には珍しく「現実路線」が批判されている形だ。

 「大統領は強さを見せる必要がある。われわれはさらに前進して、正しい行いをなすことができることに気づくべきだ」

 共和党のラウル・ラブラドール下院議員(49)は10日、CNNテレビのインタビューでトランプ氏の対応の甘さを厳しく糾弾した。

■オバマケア■ 米国で民主党のオバマ大統領(当時)が改革を進めた医療保険制度を指し、2014年に本格実施された。公的補助を通じ、全国民に保険加入を義務づけることが柱。増大する国の医療費支出の抑制を狙ったが、既往症のある人も加入して保険会社の経営が圧迫され、一部の州などで事業縮小する会社も出ている。

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