【月刊正論3月号】中韓接近!済州島に中国基地ができる日 沖縄・反米基地闘争には… 江崎道朗(評論家)

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 「慰安婦」合意とオバマ政権の失敗 

 慰安婦問題に関する安倍政権の毅然とした対応に溜飲を下げた人も多かっただろう。私もその一人だが、同時にこれから訪れる東アジア情勢の危機についても考えておきたい。歴史戦と軍事と外交は連動しているからだ。

(※3月4日にアップされた記事を再掲載しています)

 実は一昨年(平成二十七年十二月二十八日)の日韓両国外相による「慰安婦」合意当時、私がまず思ったことは、「日米両国政府は、韓国の反日怨念を甘く見すぎだ」ということであった。

 韓国の反日感情が日米韓の同盟を壊すことを恐れたオバマ民主党政権は、慰安婦問題で日本が譲歩して韓国と関係改善に臨めば日韓関係は改善されると考えたようだ。この意向を受けて安倍政権も慰安婦問題で譲歩したのだろうが、私からすれば、オバマ政権の認識が間違いなのだ。 逆説的だが、安倍政権が歴史認識で公平な政策を打ち出し、それに韓国の朴政権が反発するという形で日韓関係は安定してきたのだ。朴政権は安倍政権の歴史認識を批判することで国内のサヨクや反日勢力を味方につけ、結果的に日米韓の安全保障関係を維持してきたのだ。ところが一昨年末、歴史認識で日韓両国政府は合意した。そのため朴政権は「あの安倍と取引した売国奴政権だ」という形で韓国内の反日怨念世論から徹底的に突き上げられ、反日の韓国世論は朴政権打倒へと向かった。

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