ロッテ創業者一家の初公判 起訴事実を全面否認

 【ソウル=名村隆寛】韓国ロッテグループの不正事件で、横領や脱税などの罪に問われているグループ創業者、重光武雄(韓国名・辛格浩=シン・ギョクホ)被告ら創業一家に対する初公判が20日、ソウル中央地裁で開かれた。武雄被告らは起訴事実を全面的に否認した。

 出廷したのは武雄被告、次男で韓国ロッテグループ会長の昭夫(同・辛東彬=ドンピン)被告、長男の宏之(同・辛東主=ドンジュ)被告、長女でロッテ奨学財団理事長の辛英子(ヨンジャ)被告、武雄被告と内縁関係にある徐美敬(ソ・ミギョン)被告の5人。

 武雄被告は、日本のロッテホールディングス(HD)の他人名義の株式を親族らに譲渡した際の贈与にからむ約850億ウォン(約86億円)の脱税や横領、背任などの罪に問われている。

 また、昭夫被告は、系列会社の実体のない役職に一族の名を登録し計508億ウォンを給与の名目でロッテグループから支払わせた横領罪と、事業損失を系列会社に肩代わりさせ損害をグループに与えた背任罪に、宏之被告は実体のない役職で不正報酬を受け取った横領罪に問われている。英子被告と徐被告の起訴内容は脱税などの罪。

 初公判では検察側の冒頭陳述が行われた。武雄被告は「(ロッテの)政策本部が具体的な決定をしており、事業への(自身の)具体的関与はしていない」と主張。昭夫被告らは「決定権は父(武雄被告)が握っていた」とし、自らに責任がないことを主張した。

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