中国人密入国者、摘発急増 トランプ氏、壁建設前「駆け込み」?

 【ロサンゼルス=中村将】中国人4人を車のトランクに隠し、米国に不法入国させようとした米国人の男(24)が米カリフォルニア州サンディエゴとメキシコ国境で摘発されたことが分かった。米税関・国境警備局(CBP)が明らかにした。トランプ米大統領が選挙戦で「国境の壁」建設に言及して以降、中国人の不法入国者は急増。建設を前にした「駆け込み」現象の可能性もある。

 CBPによると、男は今月14日午後5時45分ごろ、車で国境を通過する際、入国審査を受けた。停車させた車の後方で、不審物を探知する犬がほえたため、職員らがトランクを開けさせると、いずれも中国人の男1人と女3人が折り重なるように潜んでいた。

 CBPはトランクに潜むという単純な手口で不法入国を企てた背景に、これまでにも成功例があったとみて、中国人らから詳しい事情を聴き、捜査している。

 米国の不法移民は約1100万人とされる。米移民政策研究所(MPI)によると、半数以上がメキシコ人。これにグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスと中米諸国が続く。5番目に多いのは中国人で、約21万人に上ることは意外に知られていない。

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