トランプ大統領、不正貿易是正へ米大統領令署名 日中狙い、厳罰も示唆

 トランプ米大統領は3月31日、不公正貿易の是正に向けた2つの大統領令に署名した。日本や中国に狙いを定め、米国が抱える巨額の貿易赤字削減を目指す。トランプ氏は署名前にホワイトハウスで演説し「不公正な貿易相手国は非常に厳しい報いを受ける」と述べ、高関税などを科すことを示唆した。

 4月6~7日の米中首脳会談や18日に開かれる日米経済対話の初会合を前に強硬姿勢を改めて表明した。日中が一段の市場開放を迫られるのは必至で、日本政府は警戒を強めている。

 大統領令の1つは、貿易赤字の原因を相手国ごとに究明し、90日以内に報告するよう商務省と通商代表部(USTR)に指示する内容。2016年のモノの貿易で米国が多額の赤字を計上した国を調査対象とした。日中のほか、ドイツやメキシコなどが含まれる。

 もう1つの大統領令は、相手国の不公正貿易に対する制裁関税の実効性を高めるのが狙い。法律違反への対策を実施する。知的財産権を侵害する偽造品の輸入防止策の強化も求めた。

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