トランプ大統領 対北朝鮮で単独対処も 中国の協力得られない場合 英紙報道

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は2日付の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、中国が北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向けて具体的な役割を果たそうとしない場合は「われわれ(だけで)でやる」と述べ、米国単独での対処行動に出る考えを表明した。

 発言は、6~7日に南部フロリダ州で行われる米中首脳会談を前に、中国の習近平国家主席に対し、対北朝鮮で影響力を行使するよう圧力をかける狙いがあるとみられる。

 トランプ氏は、米国単独でも北朝鮮問題の解決は「絶対にできる」と強調。ただ、「中国は北朝鮮問題でわれわれを助けるのかどうか、決めなくてはならない」とし、「助けるのであれば、中国にとり非常に良いことになるし、助けないのは誰にとっても好ましくない」と述べ、まずは中国に協力を要請していく立場を打ち出した。

 同氏はまた、中国が米国に協力するインセンティブ(動機づけ)として、米中間の通商問題を利用する考えを明らかにした。

 米国による対北での「単独行動」の内容は明らかにしなかったが、北朝鮮の経済活動や核・ミサイル開発などを支える中国企業に対し、米国の独自制裁の網を広げることなどを念頭に置いているとみられる。

 ティラーソン国務長官は3月の中国訪問直前、「(オバマ前政権の)戦略的忍耐の政策は終わった」と述べ、先制軍事攻撃を含むあらゆる選択肢を排除しないと明言している。

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