韓国大統領選 独走する文氏の外交に不安の声 日韓合意見直し、THAAD反対

 最大野党が候補決定

 【ソウル=桜井紀雄】韓国前大統領の朴槿恵(パククネ)容疑者の罷免に伴う5月の大統領選に向け、左派系最大野党「共に民主党」は3日、各地の予備選で57%の票を得た文在寅(ムンジェイン)前代表(64)を党公認候補に選出した。文氏は世論調査で30%を超える支持率を維持し、首位を独走するが、外交・安保姿勢を不安視する声も根強い。他の陣営にとっては「反文氏」で結集できるかが鍵となりそうだ。

 3日のソウルの大会まで4回にわたって実施された予備選で、文氏は、安煕正(アン・ヒジョン)・忠清南道(チュンチョンナムド)知事の21・5%や李在明(イ・ジェミョン)・城南(ソンナム)市長の21・2%を引き離した。朴容疑者に惜敗した2012年に続き、2度目の大統領選への挑戦となる。候補受諾演説で「不正腐敗や不平等の積弊を完全に清算する」と述べた。保守政権の悪弊を一掃するとの宣言だ。

 文氏は、慰安婦問題をめぐる15年の日韓合意も「外交の積弊」として見直しを主張。3月に出馬を宣言したネット上の動画でも「歴史を忘れず、まともに扱われなかった慰安婦被害者に尽くす国にならなければいけない」と強調した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧