トランプ政権 方針転換が裏目?共和党からも批判

 【ワシントン=加納宏幸】シリア北部イドリブで化学兵器が使用された疑惑が浮上し、トランプ米政権はアサド政権の退陣を求めたオバマ前政権の方針を転換したことが裏目に出た。与党・共和党からもトランプ政権への批判が出た。

 アサド大統領に関し、オバマ前大統領は自国民に化学兵器を使うなど抑圧を強めているとして人道的な見地から退陣を要求。これに対し、トランプ政権は、ロシアやイランの後押しを受けてシリアで優勢にあるアサド政権の退陣に固執しないと方針をとった。

 だが、共和党重鎮のマケイン上院軍事委員長は4日に発表した声明で、アサド政権下でシリア国民が国家の将来を決めることができるというのは「ばかげたフィクション」だと断言。トランプ政権は「アサド政権による戦争犯罪行為を正当化しただけ」と批判した。

 ティラーソン国務長官は4日、「ロシア、イランを含むアサド氏の支援者は同氏への幻想を抱くべきではない」とする声明を発表。ロシア、イランも化学兵器使用について「大きな道義的責任」があるとして、両国にアサド政権への影響力を行使し、再発防止を促した。

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