北ミサイル「発射『失敗』は早計」 軍事アナリスト、小都元氏

 約60キロしか飛行していない結果をもって発射を「失敗」と判断するのは早計だ。1993年に初めてノドンが発射された際も、千数百キロの射程に対して飛距離が短かったことを理由に「失敗」とする見方があったが、あらかじめ想定された地点に落下していた。

 試験発射では燃料使用量や重心の位置など、50~100種類にも及ぶデータを収集している。最終的に新型中距離ミサイルを2000キロ以上飛行させて「兵器化」を完了させるまでに、今回のようなテストが数回繰り返される可能性がある。

 新型ミサイルの特徴は、ノドンやムスダンと異なり、直前の燃料注入の必要がなく発射の兆候がつかみづらい固体燃料が使用されている点にある。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実戦配備に向けては固体燃料の大型化が必要で、その意味でもさらなる発射実験が必要になるだろう。

 ミサイル開発と、近日中に実施されるおそれのある核実験は別個のものではない。北朝鮮は今年1月、核弾頭をどのミサイルにも搭載できる「標準化」を実現したと明らかにしている。今回の発射からも、核弾頭搭載ミサイル開発の順調な進展がうかがえる。(談)

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