トランプ大統領がドル高を牽制、「低金利が好ましい」 米紙インタビュー

 【ワシントン=小雲規生】トランプ米大統領は12日、米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、「ドルは強くなりすぎている」と述べ、昨年11月の大統領選後に進んできたドル高を牽制した。また連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策については「低金利が好ましい」と言及。ドル高要因である段階的な利上げを見据えるFRBの動きに神経をとがらせた。

 トランプ氏の発言を受け、12日のニューヨーク外国為替市場で円相場が急伸。一時、昨年11月中旬以来約5カ月ぶりの円高水準となる1ドル=108円台をつけた。

 トランプ氏はインタビューで、ドル高のもとでは米国企業の価格競争力が弱まることを改めて強調し、ドル高に懸念を表明した。ドル高の理由については「人々が私を信頼していること」をあげて、米国経済の強さがドル高につながっているとの見方を示した。

 またトランプ氏はFRBの利上げ方針に警戒感を示す一方、イエレン議長については「尊敬している」と言及。来年2月に任期が切れるイエレン氏が「おしまいになるわけではない」とも述べ、続投の可能性に含みを残した。

 トランプ氏は選挙戦中、「イエレン氏はオバマ大統領の任期中に株式市場の勢いを止めないために超低金利を維持している」と主張。イエレン氏には続投を求めないとの意向を示唆していた。

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