トランプ大統領、中国の北朝鮮への圧力強化に期待表明 習近平主席とは「非常に相性がよい」

 【ワシントン=黒瀬悦成、小雲規生】トランプ米大統領は12日、北朝鮮情勢に関し、単独での軍事行動を辞さない構えを改めて強調する一方、「中国の習近平主席は北朝鮮問題でわれわれを助けたいと考えている」と述べ、中国が北朝鮮に対して圧力を強化することに期待を表明した。

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長との会談後の共同記者会見での発言で、トランプ氏は今月上旬に行われた米中首脳会談の場で習氏に対し「貿易問題で満足な合意を得たいのなら、北朝鮮で米国を助けることだ」と伝えたことを明らかにした。会談で習氏と「非常に親密な絆をつくった。非常に相性が良かった」とも強調した。

 両首脳は12日にも電話で会談。中国が12日の国連安全保障理事会の対シリア非難決議案の採決で拒否権を発動せず、棄権したことについてトランプ氏は「素晴らしいことだ」としたほか、中国が北朝鮮からの石炭の輸入を停止したことも「大きな一歩だ」と評価した。

 トランプ氏はまた、12日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)とのインタビューで、「中国は為替国でない」と述べ、財務省が近く公表する外国為替報告書で中国を為替操作国に指定しないと表明した。

 トランプ氏は大統領選の期間中、就任初日に中国を為替操作国に指定すると主張。2月には「中国は為替操作国のグランドチャンピオンだ」と断じていたが、同紙に対し、中国は直近では為替操作を行っていないと説明した上、中国に強い態度をとれば北朝鮮問題で中国から協力を得られにくくなる恐れがあると述べた。

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