「トランプ氏に軍事行動はダメと伝える」初のテレビ討論で文在寅候補

 【ソウル=桜井紀雄】5月9日の韓国大統領選に向け、各党5候補が出そろって初のテレビ討論会が13日行われた。トランプ米政権の対北先制攻撃論について、野党の主要2候補は、米朝双方に自制を求めると答えるなど、大統領選候補として有効な手立てがない現実を浮き彫りにした。

 「まず米大統領に電話し、一方的な軍事行動はダメだと伝え、先制攻撃を保留させる」。最大野党「共に民主党」公認候補の文在寅氏は、「北朝鮮の挑発に米国が軍事攻撃を加えようとしたら?」との質問にこう回答した。「北朝鮮にも挑発の中断を要請する」

 世論調査の支持率で文氏と首位を争う第2野党「国民の党」の安哲秀候補は「真っ先に米中トップに電話する」と述べた。トランプ大統領に「戦争は絶対ダメだ」と告げ、習近平国家主席には「北朝鮮に圧力を加えるよう促す」という。

 米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備をめぐり、安氏が反対から一転、賛成の立場を鮮明にしていることに、旧与党候補は「保守票を得るための戦略ではないか」と追及。安氏は「状況が変われば(立場も)変わるものだ」と反論した。

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