いまのトランプ大統領に焦りがあるとすれば… 政権とメディアに深い溝

 【複眼ジャーナル@NYC】

 米雑誌大手ニューズウィークでトランプ政権を担当するニーナ・バーレイさんが自宅で朝食を用意していたところ、電話が突然かかってきた。政権の広報部隊で、一刻を争う質疑応答を担当する「ラピッド・チーム」に所属する男性からだった。

 男性はバーレイさんに怒鳴ったという。「あの記事は何だ。取り下げろ!」

 「あの記事」とは、バーレイさんが書いた暴露もの。トランプ政権入りした幹部がセキュリティーの甘い個人メールを利用している実情を報道し、ウェブ掲載された。

 事実関係に自信があったので、バーレイさんは「ラピッド・チーム」からの抗議を無視したのだが、数日後には男性の上司の広報担当者からまた連絡があり、「このままだととんでもないことになるぞ」と記事の撤回を再度求められたそうだ。

 「トランプ政権の広報担当者は攻撃的過ぎ…。恫喝(どうかつ)姿勢で、いじめっ子を相手にしているみたい」。バーレイさんは肩をすくめる。

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