マクロン次期仏大統領、政治スタイルは小池流劇場型 既存政党への不満集め、のし上がる

 そこで官界・財界の大物に引き立てられ、ロスチャイルド銀行に出向して成功した。左翼的すぎる経済政策で失敗したオランド氏の経済顧問や経済相に抜擢され、改革を進めたが、社会党左派に抵抗されて飛び出した。

 大統領選では、小池百合子都知事のような劇場型で、既存政党への不満を集める選挙運動を展開した。共和・社会二大政党の候補をなぎ倒し、ルペン氏に遅れる「第4の候補」から一気に本命にのし上がった。 

 支持者には、社会党右派や中道派はもちろん、シラク体制下のドビルパン元首相、1968年にパリで起きた五月革命の英雄、コンベンディット氏、共産党元書記長など幅広い。現状に閉塞(へいそく)感を感じるインテリを多く集め、オバマ前米大統領的なリベラルなイメージで若年層からも一定の支持を得た。経済界の信頼も厚く、外交は親米、親EU、親イスラエルとされる。

 マクロン氏には今後、首相指名(=ラガルドIMF事務局長も有力候補)や、6月の総選挙が待ち受ける。議会にほとんど基盤がないだけに、どう切り抜けるか注目される。小池氏や民進党にも、参考にしてほしいところが多い。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ