IS、なぜロシア製通信アプリ使用? 最後の広報手段「テレグラム」の正体…各国政府にユーザー情報提供されず

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)や、過激思想に感化された人物によるテロが猛威を振るっている。そのISがラマダン(断食月)期間中の行動を呼びかける際などに使うのがロシア製アプリだ。フェイスブック創業者になぞらえて「ロシアのザッカーバーグ」と呼ばれる人物が作ったというのだが、なぜISに利用されているのか。

 先月、英中部マンチェスターのコンサート会場で22人が死亡した自爆テロでは、顔を布で覆った男が「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と繰り返し叫ぶ動画が公開され、ISによる犯行声明も出た。

 これらのメッセージが発信されたのが、「Telegram(テレグラム)」というアプリだ。ITジャーナリストの三上洋氏によると「LINEなどと同じ、スマホやパソコンでメッセージをやりとりするメッセージングアプリのひとつ」だという。

 なぜテレグラムがIS関係者の間で使用されているのか。三上氏は「まずはセキュリティーが強化されていること。テレグラムは米国など各国政府にユーザーの情報を提供しないことをウリにしている。決してテロを容認しているわけではないが、ISの関係者らが多く使用している事実と無関係ではない」と解説する。

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