がれきと化した室内写真公開 英高層住宅火災 BBC「死者70人以上」第二次大戦後の火災死者数最悪か

 【ロンドン=岡部伸】ロンドン西部で起きた公営高層住宅火災で、ロンドン警視庁は18日、火災で黒こげに焼け、がれきと化した住宅室内写真や映像を公開した。内部は原形をとどめず廃虚と化しており、高層住宅を一瞬にして襲った火災の惨状を物語っている。また英政府は同日、各被災世帯に5500ポンド(約78万円)の緊急支援金を支給すると発表した。

 公開された写真や映像では、バスタブや食洗機やオーブンなどの電化製品、室内運動用の自転車などは形が判明するが、食卓やソファなどの家具はほとんど原形をとどめず、黒こげ状態で燃え、水道パイプはむき出しに残っており、火勢の強さをうかがわせ、英メディアは「筆舌に尽くしがたい惨状」と伝えている。

 英政府は18日、メイ首相が既に発表した500万ポンドの支援の一部として各被災世帯に5500ポンド(約78万円)の緊急支援金支給を発表、19日から500ポンドを現金で、残る5千ポンドを銀行振り込みなどで支給する。犠牲者の葬儀、移転先が見つかるまでの住居、精神的なケアの費用なども別途支援する予定で、求心力が低下したメイ首相は、対応を誤れば「政権の命取り」になりかねないだけに被災者対応に全力で取り組む。

 また、ロンドン警視庁は死亡者は確認した58人以上いる可能性が高いと発表した。英BBC放送は、70人以上が行方不明と報じており、確認されれば、第二次世界大戦後の火災での死者数が最悪になる。

 

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