英議会サイバー攻撃、露政府の犯行の疑い 政局撹乱狙う?

 【ロンドン=岡部伸】英議会議員のメールアカウントがサイバー攻撃された問題で、ガーディアン紙(電子版)は26日、ロシア政府による国家的犯行の疑いが高いと報じた。情報機関筋などが明らかにしたもので、メイ首相や上下両院議員らのメールの使用が遮断されている。新政権発足をめぐり紛糾する英議会をさらに混乱させ、メイ政権を揺さぶる狙いも指摘される。

 同紙によると、サイバー攻撃の捜査は始まったばかりで犯人を完全に立証するのは不可能だが、英国の治安当局者は「個人的なハッカーではなく国家による組織的犯行だ」と指摘した。

 また「英国をサイバー攻撃する国として最も考えられるのはロシア。さらに北朝鮮、中国、イラン」との見解を示し、同紙は「ロシアが国家として攻撃したと考えるのが最も可能性が高い」と伝えた。

 英議会発表によると、23日に上下両院議員の約90のアカウントに不正アクセスがあり、被害防止のためメールの使用を遮断する措置を取り、議員らは国会外でメールを送受信することができなくなった。

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