北ミサイル 金正恩体制、トランプ政権の危機感に拍車 米、北朝鮮問題待ったなしにも余裕なく

 北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の成功は、金正恩体制を「最も緊急かつ危険な脅威」(マティス米国防長官)と見なすトランプ政権の危機感に拍車を掛けるものだ。北朝鮮は米本土に対する核攻撃能力の取得に向けてひた走っており、米国にとって待ったなしの課題となる。

 トランプ大統領は、7日に開幕する20カ国・地域(G20)首脳会合で対北朝鮮包囲網を張る構え。だがICBM発射実験を許し、「最大限の圧力」で挑発を抑え込む取り組みが効果を上げられていない。一方的に脅威を高める北朝鮮にトランプ氏は有効な手だてを見いだせず、厳しい立場に追い込まれている。

 北朝鮮対処に専念できる環境だと言い難いのも頭痛の種だ。米大統領選干渉などを巡る疑惑「ロシアゲート」が政権を揺るがしているほか、国務省や国防総省で政策を担う中核ポストの人事が滞っている。外交筋は「米政府は腰を据えて北朝鮮に対応する余裕がない」と指摘する。(共同)

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