北ミサイル 露、北朝鮮制裁強化に反対 安保理報道声明案を阻止

 米国連代表部は大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した北朝鮮への制裁強化を求める国連安全保障理事会の報道声明案を配布したが、ロシアが6日に反対し、発表を阻止した。複数の安保理外交筋が明らかにした。

 北朝鮮に対する安保理制裁は、北朝鮮の経済的な後ろ盾となっている中国と米国の交渉が軸に進むことが通例で、ロシアが交渉序盤から異議を唱えるのは珍しい。シリア情勢などを巡り冷却化が進む米ロ関係が影響しているとみられる。

 米国は近く制裁強化決議案を配布するとしているが、ロシアは対話による平和的解決を目指しており「制裁では問題は解決しない」(サフロンコフ国連次席大使)との立場で、制裁強化に向けた協議は長期化する可能性もある。

 報道声明は安保理の結束を示す際に発表され、全15理事国の同意が必要。中国の意向は明らかになっていないが、ロシアと同様、制裁強化に対しては慎重な姿勢を堅持しているとみられる。(共同)

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