トランプ氏、フランス初訪問 仏報道官「マクロン氏、米孤立せぬよう手を差し出している」

 【ベルリン=宮下日出男】トランプ米大統領は13日、就任後初めてフランスを訪問した。同日午後、マクロン大統領とパリで会談する。両首脳は地球温暖化対策などで意見の隔たりがあるが、テロ対策やシリア問題への対応で協調するとともに、米仏間の友好を確認するとみられる。

 首脳会談はトランプ氏の初訪欧に合わせて5月にブリュッセルで行われたのに続き2回目。シリアやイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」への対応のほか、7~8日にドイツ・ハンブルクで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議の成果についても意見交換する。

 米国が地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」離脱を決めるなど、環境や自由貿易で両首脳の立場には溝があるが、IS掃討などテロ対策を優先する姿勢では共通している。14日は、仏南部ニースで86人が死亡したトラック突入テロから1年にもあたる。

 トランプ氏が欧米で孤立感を深める中、カスタネル仏政府報道官は「マクロン氏はトランプ氏を孤立させないよう、手を差し出している」と強調。今回の招待は、そのために重要な両首脳の信頼関係を構築する機会と位置づけている。

 一方、米政府高官は両首脳が既存の政治的枠組みの外から誕生したことを念頭に「2人には共通の経験があり、相性はとてもよい」との認識を示している。

 今年は第一次世界大戦に米国が参戦してから100年の節目にあたる。マクロン氏は「両国の友好関係を確認」する場として、トランプ氏夫妻を14日のフランス革命記念日の軍事パレードに招待している。

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