イラン・ロウハニ大統領の弟を拘束 金銭問題で複数の疑惑 政権に打撃も

 【カイロ=佐藤貴生】国営イラン通信は16日、ロウハニ大統領の弟のホセイン・フェレイドゥン氏が身柄を拘束されたと伝えた。同氏は2015年に欧米などと結んだ核合意の交渉にも加わるなど、ロウハニ師の右腕として知られ、政権に打撃となる可能性がある。

 現地メディアによると、フェレイドゥン氏をめぐって司法当局は、金銭に関する複数の犯罪容疑を捜査しており、すでに獄中にいる者も含め、共犯に関しても捜査しているもようだ。

 英BBC(電子版)によれば、本人は疑惑を否定。イランではこのところ、ロウハニ師が身内への汚職捜査を妨害しているとの批判があがっていたという。

 司法当局は、フェレイドゥン氏が捜査に関連して支払いを命じられた保証金の納付が確認されれば、拘束は解かれるとしている。

 ロウハニ師は5月の大統領選で反米の保守強硬派、ライシ前検事総長らを破って再選を果たした。強硬派がフェレイドゥン氏の金銭問題をめぐり、訴追を求めていたとの情報もある。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ