露、北ミサイルは「中距離」 対米牽制狙いか

 【モスクワ=黒川信雄】ロシア国防省は28日、北朝鮮が同日発射したミサイルが中距離弾道ミサイルだったと発表した。インタファクス通信などが伝えた。ミサイルは高度681キロ、飛距離732キロで、日本海中部に落下したと主張している。高度3500キロを超えたとする日本政府の指摘や、北朝鮮の発表内容とも大きくかけ離れている。ロシア国境とは別の方向に発射されており、自国への脅威はないとも強調した。

 ロシアは4日に発射されたミサイルも、大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなく中距離弾道ミサイルだったと主張していた。米国にとり深刻な脅威を与えるICBMではないと位置づけることで、北朝鮮への制裁や軍事面での圧力を強める米国を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。

 北朝鮮に融和的な姿勢を取るロシアはこれまでも、制裁強化は北朝鮮国内の「人道状況を悪化させる」(露外務省)などと主張し、反対してきた。プーチン大統領は4日、モスクワで中国の習近平国家主席と会談し、北朝鮮による核・ミサイル開発の凍結を求める一方、米国と韓国の軍事演習もやめるべきだと表明していた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ