北ミサイル 北、南北赤十字会談提案を無視 文在寅氏「対話」第1弾の失敗は決定的

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は、韓国政府が南北離散家族の再会事業に向け提案した南北赤十字会談の期日の1日にも回答を示さなかった。文在寅大統領の「対話」の呼びかけに、金正恩政権は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射で応じており、文氏の南北融和策“第1弾”の失敗は決定的となった。

 韓国統一省当局者は1日、会談が困難になったことを認めつつ、「今後も離散家族再会など人道問題を解決するため、努力していく」と述べ、北朝鮮に提案に応じるよう重ねて求めた。

 文氏は7月、ベルリンでの演説で、北朝鮮に対し、盧武鉉政権時代の南北首脳宣言から10年となる10月4日に離散家族の再会事業を行うことを提案。大韓赤十字社が8月1日に赤十字会談を開くよう呼びかけていた。先月21日の軍当局間会談も提案されたが、北朝鮮は応じなかった。

 北朝鮮は、文氏の対北政策を国営メディアで「荒唐無稽な詭弁だ」と非難。昨年、中国から韓国に集団亡命したレストラン従業員12人らの送還に応じない限り、「離散家族再会など人道面での協力事業はない」と繰り返し主張している。

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