中朝外相会談、北の思惑外れる ミサイル開発でクギ

 【マニラ=藤本欣也】中国の王毅外相は6日、マニラで北朝鮮の李容浩外相と会談し、国連安保理決議を順守して弾道ミサイル発射と核実験を実施しないよう要求した。

 中国側の説明によると、李氏は従来の立場を繰り返したという。核・ミサイル開発は米国の敵視政策が原因だとして開発を正当化したとみられる。

 李氏は7日の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に出席するため、6日未明にマニラ入り。李氏のARF出席は昨年に続き2回目となる。昨年は南シナ海問題が焦点となり、北朝鮮問題は重要テーマとならずにすんだが、今年は矢面に立たされかねない状況だ。

 李氏としては、王氏との会談で北朝鮮寄りの姿勢を引き出す思惑があったとみられる。しかし新たな安保理制裁決議の採択とも重なり、中国からクギを刺される形となった。

 王氏は6日、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相とも会談し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の追加配備方針を示したことについて、「改善中の中韓関係に冷や水を浴びせる決定だ」と遺憾の意を示した。

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