北のミサイルより「慰安婦バス」 徴用工像と慰安婦像イベントに没頭する韓国に危機感ゼロ

 【ソウルから 倭人の眼】

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、米領グアム沖への弾道ミサイル発射を示唆し、トランプ米大統領が「グアムで何かやれば、見たこともないことが北朝鮮で起きる」と警告するなど、危機が高まっているはずの朝鮮半島の南側、韓国ではこの間、「慰安婦像」や「徴用工像」の新たな設置が相次いでいる。現実問題である北朝鮮の核やミサイルへの危機感や当事者意識は薄く、自治体も後押しして、「日本との歴史」をめぐる問題にこだわり続け、相変わらず騒がしい。(ソウル 名村隆寛)

 ■これでもか!慰安婦像、これでもか!徴用工像

 日本の朝鮮半島統治からの解放記念日「光復節」の15日をはさんだ1週間あまり、韓国では今年もさまざまな反日抗議イベントが行われた。今年の特徴は、慰安婦像の増設と徴用工像の新設だった。

 徴用工像は12日、ソウル市竜山区の竜山駅前の広場と西方近郊の仁川(インチョン)市富平区の公園にそれぞれ、韓国国内では初めて設置され、除幕式が行われた。像の形は全く別のもので、ソウルの像はやせ細った男性の像。仁川の像は徴用工の父娘をイメージしたもの。いずれの「徴用工」も槌を持たされている。

 仁川の除幕式は、とにかく“前座”が長く、公園内に設けられたステージで、歌や踊りなどが除幕まで2時間近く続いた。日本人のグループも参加し、労働争議を思わせる日本語の歌をギターをかき鳴らしながら歌い、拍手を浴びていた。

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