北ミサイル発射 中国国営メディアが速報 対話による解決で一致の露と連携し対応へ

 【北京=藤本欣也】中国国営新華社通信は29日午前5時(日本時間同6時)すぎ、北朝鮮のミサイル発射について速報、その後も日本政府の発表を順次報道するなど高い関心を示した。

 中国の習近平政権にとっては中国共産党大会を秋に控えた今、国内外の安定維持が最重要課題。国際社会を挑発し続ける北朝鮮への不満をさらに高めているとみられる。

 今後、国連安全保障理事会などの場で、中国に対し石油の輸出規制など北朝鮮への圧力強化を求める声が高まるのは必至だ。北朝鮮と取引する中国企業を対象に、日米が独自制裁を追加実施する可能性も高い。

 しかし中国は、朝鮮半島が混乱に陥り、大量の難民が中朝国境に押し寄せる事態などを恐れており、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の転覆・崩壊までは望んでいない。

 中国としては、米朝双方に自制を求めるとともに、対話による北朝鮮問題の解決で一致するロシアとの連携を深め、国際社会の圧力をかわしたい考えだ。

 習国家主席は9月4、5日に中国・アモイで開催される新興5カ国(BRICS)首脳会議の場で、プーチン露大統領と対応などを協議するとみられる。

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