国連安保理、日本上空のミサイル「強く非難」議長声明を採択

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は29日午後(日本時間30日午前)、緊急会合を開き、発射を「強く非難する」とともに、発射の即時停止を求める議長声明を全会一致で採択した。議長声明は日米が主導。従来のミサイル発射で出してきた報道声明よりも強い措置で、安保理として発射を容認しない姿勢を国際社会に強く示した。

 緊急会合は、日米韓の3カ国が開催を要請。北朝鮮への対応を協議するとともに声明内容を調整した。

 議長声明では、ミサイル発射を「言語道断な行為」と厳しく批判し、「地域だけでなく国連の全加盟国の脅威」と指摘。加盟国に対して、今月5日に採択された安保理制裁決議の「厳格、完全かつ迅速な履行」を要請した。一方、朝鮮半島や北東アジアの平和と安定の維持が重要だと強調し、「情勢の平和的、外交的かつ政治的な解決」に尽力すると表明した。

 議長声明の採択後、米国のヘイリー国連大使は「北朝鮮の違法行為が続くことを米国は許さない」と強調。中国やロシアはミサイル発射を非難する一方、対話による外交的解決の重要性を訴えた。

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