北朝鮮核実験 韓国、THAAD発射台4基を追加配備 対北警告の合同ミサイル訓練も効果は? 文政権の拙速さに批判も

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮による6回目の核実験に対し「最大級の反撃措置を取る」と表明した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、中断状態だった米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の発射台追加配備など、北朝鮮の挑発への対応を急いでいる。

 韓国国防省は4日、配備済みのTHAADの発射台2基に加え、近く4基を臨時に追加配備することを発表した。同省や環境省などが実施していた南部の慶尚北道(キョサンプクト)星州(ソンジュ)郡の配備用地への環境影響評価が完了し、環境省が「条件付き」で配備に同意したため。配備される4基は韓国内に搬入されていたが、近くの米軍基地で保管状態が続いていた。

 国防省では「高まる北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処するため」と説明しており米国とも協議済みという。文在寅大統領は当初、配備に反対する国内世論を意識し、追加配備に慎重だったが、北朝鮮が7月末に弾道ミサイル発射し、方針を転換。8月末の弾道ミサイル発射と3日の核実験が配備を決定づけたようだ。

 一方、国防省は国会での4日の報告で、米韓が米軍の戦略爆撃機や原子力空母の朝鮮半島への派遣などを協議中であることを明らかにした。

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