英国でも静かに広がる誤解 英戦争博物館資料が示す「慰安婦=性奴隷」の虚妄

 英軍兵士の思い込みが現在、中国と韓国が世界で喧伝する「20万人強制連行」「性奴隷」などの誹謗中傷につながったとしたら、英軍兵士の犯した“罪”は小さくない。

 では、現在も元英兵士は、日本軍に悪意を抱いてるのだろうか-。

 「全くありません。慰安婦や性奴隷の話など一度も出たことはありません。むしろ勇敢に戦った日本人に敬意を持っています」

 陸軍中尉として英軍と戦火を交えた父親を持ち、日英の和解を目指す在英の民間団体「ビルマ作戦協会」の代表を務めるマクドナルド昭子さん(66)は断言する。反日最強硬派として知られる退役軍人団体「ビルマ・スター」に所属する元司令官、ビル・スマイリーさん(95)は5月、「インパール作戦」から73年の犠牲者追悼式典で、「瀕死の重症を負い、従軍できなくなった戦友をこれ以上苦しませないため撃った際、見ていた日本兵は黙って見逃した。これぞ『武士道』。私が生き長らえた理由はここにある」とのメッセージを寄せた。

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 中国や韓国が世界で歴史問題をめぐる宣伝戦を展開している。米国を中心に世界各地で日本を糾弾する「慰安婦像」「少女像」が建設され、多くの議会で日本非難の決議が相次ぐ。

 英国では、「慰安婦像」や議会決議が表面化するには至っていないが、「慰安婦=日本軍の性奴隷」との誤解が静かに広がっている。

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