「敏感に反応するとさらに問題化」 韓国の新駐日大使が会見で慰安婦像撤去要求にクギ

【歴史戦】

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の駐日大使に任命された李洙勲(イ・スフン)氏(62)が31日の着任を前に27日、ソウルで日本メディアと会見した。日本大使館前などの慰安婦像問題について、ウィーン条約が定めた公館の安寧保護を「考慮する必要がある」としながらも、繰り返し撤去を求める日本側を念頭に「あまりに敏感に反応すると、さらに問題化する」とクギを刺した。

 歴史問題などをめぐって両国が抗議し合う現状を「残念ながら信頼が不足している」と指摘。「争点にならないよう互いに知恵を集めてうまく管理していく」重要性を強調した。

 李氏は、外交官ではない大学教授出身で、盧武鉉政権で大統領諮問機関「東北アジア時代委員会」の委員長を務めた。外交ブレーンとして文在寅大統領の選挙を支え、文氏の諮問組織の外交安保分野の責任者も担った。北朝鮮との対話を重視する立場でも知られる。

 朴槿恵政権時代には、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結に反対する声明に名を連ねたが、会見では「締結後、1年近く運用されており、効果を見て評価すべきだ」との認識を示した。

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