北ミサイル エンジン改良、技術進展誇示「全米射程にメド」か

 約2カ月半ぶりに発射した弾道ミサイルについて、北朝鮮はこれまで一度も言及してこなかった「火星15」であると発表した。突如登場した新型弾は技術面での着実な向上を誇示。米本土全域を視野に入れた射程の拡大に「一定のメドがついた」との評価も広がる。

 北朝鮮は8月と9月、米領グアムなどを射程にした中距離弾道ミサイル「火星12」を発射し、北海道上空を通過させた。次の発射は米本土を射程とし、通常角度での実験が確認されていなかった「火星14」の可能性が高いとみられていた。予想を覆した今回の発射は、米東部の昼間にあたる異例の発射時間帯と併せ、米側に強烈な印象を残した。

 「最大のポイントは到達高度がこれまでと全く違う点だ」(防衛省幹部)。現段階で従来型との詳細な違いは不明だが、専門家はエンジンなどに大幅な改良が加えられたとして、通常角度での発射時の飛距離は「1万~1万3千キロ超」と声をそろえる。韓国の情報機関、国家情報院も「過去と比較し、明らかに進展があった」と評価した。

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