プーチン氏、スターリン以来の長期政権へ 入念にプロパガンダ「欧米が国家転覆画策」

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領(65)が6日、来年3月の大統領選への出馬を表明した。支持率は約8割とされ、圧勝が確実視される。再選されれば、事実上の最高指導者だった首相時代を含めて24年にわたりロシアを統治することとなり、旧ソ連時代のスターリン以来の長期政権となる。

 ただ高支持率は対抗馬が生まれる土壌が排除され、“ロシアが外敵に囲まれている”とのプロパガンダ(政治宣伝)が入念になされている背景もある。欧米との対立も長期化が必至で、ロシアが停滞から脱することは容易ではない。

 「西側はロシアの若者を使い、カラー革命を引き起こす準備を進めている」

 11月下旬、露メディアが報じた上院の報告書には、欧米がロシアの「国家転覆」を狙っているとの視点が明確に記されていた。

 カラー革命とは、2000年代に旧ソ連諸国で相次いだ政変で、プーチン大統領も繰り返しロシアでの発生を警告している。反政権機運が高まりやすい若者が、ロシアの“敵”の影響を受けていると喧伝する当局の意図がうかがえる。

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