トランプ政権2年目 各国指導者、明暗くっきり 世界はトランプ氏とどう付き合う?

 トランプ米政権は20日、発足2年目に入った。「米国第一」を掲げるトランプ大統領の「予測不能」な言動に、この1年間、世界各国が振り回される中、中国の習近平国家主席やイスラエルのネタニヤフ首相など利益を得た指導者もいた。世界は今後、トランプ氏とどう付き合うのか。

■中国・習近平主席

「北」てこに対立回避、通商戦争リスクも

 「(中国の習近平国家主席は)非常に頭が良い。私は彼がとても好きだ。彼も私のことが好きだ」

 トランプ米大統領は昨年11月の初の中国訪問後にこう語った。就任前、「(中台の)『一つの中国』を含めてすべてが交渉対象だ」と息巻いていたトランプ氏だけに、その変わりようは米中関係のこの1年の変遷を象徴していた。

 貿易摩擦や為替操作、台湾、南シナ海問題を抱える米中が昨年、決定的な対立を回避できたのは皮肉にも北朝鮮危機のためだ。

 昨年4月、米フロリダ州で行われた初の首脳会談で、トランプ氏は「中国が協力しなければ米国は単独行動も辞さない」と習氏に対北圧力強化を迫った。裏を返せば、それだけ中国の助けを必要としていた。当時は何よりも北朝鮮問題で中国の協力を引き出すことを優先していたのである。

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