平昌五輪 北朝鮮「楽団」の事前視察団7人、公演予定地の江陵訪問

 【ソウル=名村隆寛】韓国で2月に開催される平昌冬季五輪に、北朝鮮が派遣する「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」の玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏ら事前視察団が21日、陸路、韓国を訪れた。

 計7人からなる一行は北朝鮮の五輪参加を準備するための初の視察団。朝鮮半島の南北を結ぶ西部の京義線道路を通って韓国入りし、バスでソウル駅に向かった後、高速鉄道KTXでスケート競技会場がある北東部江陵の公演候補地を訪れた。

 南北は、同楽団の約140人を派遣で合意し、当初は視察団が20~21日に訪韓し公演日程などを協議する予定だったが、北朝鮮が19日に中止を通告。その後、1日遅れの訪問となった。女性音楽グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」の団長として知られる玄氏は今回、北朝鮮側から三池淵管弦楽団の団長の肩書きで伝えられている。

 南北は230人余りの北朝鮮応援団の韓国派遣などでも合意しており、北朝鮮は25~27日に先発隊を派遣。選手団や応援団などは2月に訪韓する。また、北朝鮮東部の馬息嶺(マシンリョン)スキー場での南北合同練習に向けた韓国の先発隊派遣が23~25日に訪朝する。

 国際オリンピック委員会(IOC)は20日、平昌五輪のスキー、アイスホッケー、スケートの3競技10種目に北朝鮮選手22人が参加することを認め、朝鮮半島を描いた「統一旗」を掲げての開会式での南北合同行進も承認した。アイスホッケー女子では、北朝鮮の選手12人が韓国チームに参加し、五輪初の南北合同チーム結成となる。

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